[2]大部分の患者において,MFSの回復過程は双曲線関数に適合する

MFSを特定時期に定量化するため、もうひとつの方法は脳卒中発症からの期間(TSO)とMFSとの関係を双曲線関数碇近似することで得られた式を利用することである.TSO(x)とMFS(y)との関係を.双曲線関数y=A-B/xで表す.はじめに,われわれは片麻痔患者141名を対象として,通常の作業療法開始後4過ごとにMFSを記録した(森山・他1990a).TSOとMFSとの関係が双曲線関数に有意に近似できたのは患者84名(60%)であった(図7).数量化Ⅰ類による判別分析では、有意な近似が得られるための要因は,(1)患者の初回MFSが26-75の範囲にあること、(2)脳卒中発症後4週以内に作業療法が開始されていること,(3)病変は大脳半球内にあること,(4)患者のⅥrAIS-IQは60以上であること,であった.初回M旧Sが76以上の患者群では有意な近似は24%,25以下の患者群では53%で得られていた.これらの数値は,部分的にはMFTがもつ天井効果や床効果のためと推定される.しかし,毎週1回MFTを行った7週のデータで処理を行うと、MFSが25以下の患者でも全員から有意の近似が得られるようになった(森山・他1990b).図8は4週のデータで有意な近似が得られた患者と得られなかった患者の初回,4, 8, 12週のMFSである.MFSの利得は,有意な近似が得られなかった患者と比べて、得られた患者では大きい.

投稿日:2000年3月31日 更新日:

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