3)重複歩距離

歩行訓練中のSLの増大は、患者の努力によるところが大きい。次の訓練が推奨される。MWSが40m/min以上の患者では,姿勢や歩幅のような歩行周期要素の非対称は,言語的指示と他動運動によって,注意深く矯正されるべきである。

  1. 患者には頻繁に歩幅を長くして歩くように指示する。
  2. 非患側が長い一歩を踏み出せない場合,理学療法士は患者の前方10-30cmのところに何かマーカーをおく。比較的低い台や階段もマーカーとして利用できる。この訓練は同時に患側の抗重力の機能を改善するのに役立つ。
  3. 患側股関節が立脚終期にも屈曲位にある患者では,臥位や立位において,患側股関節の他動的および自動的ストレッチングを行うべきである。
  4. 非患側の骨盤が後方突出する患者では,臥位および立位において,体幹回旋の自動介助運動を行わなければならない。これによって体幹筋群の回さ(筋硬度)をほぐす。
  5. 患者が疲労を訴えたり,歩行速度が遅くなれば,数分間の休息が必要となる。歩行の試行回数を次第に増やす。歩行距離を毎臥前日よりも長くする。患者は短時間に頻繁に試行を実施すべきであり,長時間にわたって試行を反復すべきではない。

投稿日:2000年3月31日 更新日:

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