2.補聴器の選定

補聴器を装用するまでにはつぎのような手順が必要である。

 耳鼻科医診察
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 聴力検査・発達検査
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 補聴器の必要性の判定
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 補聴器の選択/イヤモールドの製作
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 補聴器の試聴・調整
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 補聴器の決定
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 補聴器装用指導・再調整

まずは聴力検査や発達検査などを実施し、補聴器の必要性を判定する。
その後子供の状態に応じて、補聴器の種類と特性を決定する。現在では幼児でも大半は耳掛け形補聴器を使用しているが、聴力、年齢、子供の状態によっては箱形補聴器やベビー用補聴器が使用される。ベビー用補聴器というのは、耳掛け形補聴器のうちイヤホンが外装できる形を用い、コードによってイヤホンで耳につけられるようにしたものである。最近は乳児でも耳掛け形補聴器の装用が勧められているが、耳介がまだ小さく、しっかりしていない場合はベビー用補聴器が有効である。箱形補聴器は、本体を胸元に装着することから、低音域を強調する効果(ボディバッフル効果)や自分の声のフィードバックの効果も考えられる。しかし一般的には、軽量で高出力の耳掛け形の補聴器も出てきており、イヤレベルで両耳に補聴することが原則であろう。また先天性外耳道閉鎖症のようにイヤホンの装着が困難な場合は、骨導補聴器を使用する。補聴器の種類が決まるとイヤモールドを作或する。乳幼児にとってはイヤモールドが耳の穴にぴったりはいり、ハウリングをおこさないということが装用の重要なポイントとなる。乳幼児期は成長に合わせ、3~6ケ月毎にイヤモールドを作りかえていく必要がある。

補聴器の特性の調整は聴力に合わせて行う。さらに実際に装用させ、日常場面での反応を観察し、補聴効果をチェックする。

<チェックポイント>

 ① 音への反応の向上
 ② 発声の変化
 ③ 心理面の変化
 ④ 不快反応の有無
 ⑤ 補聴器装用下での聴力検査

なお日本では、身体障害者手帳の交付を受けている者は、補聴器の購入、修理、イヤモールドの作成、電池の購入等に対して費用の援助が受けられる。

投稿日:1997年3月1日 更新日:

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